雨の寒い日に登山(ハイク)で全て綿製素材を着ていた彼。2005年に実際にあったハイカーの死についてアラスカ州立警察官の公式声明文よりなぜ綿が良くないかという解説が、そして理由が明らかに。
登山やハイクでの低体温
indefinitelywild.gizmodo.comによるとメイヨークリニックによると低体温は体の危険を示すサインであり、熱を生成することもでき、素早く熱を失った時に発生する現象。特に医学的に緊急事態が発生した際以下の体温を知っておきたいものだ。
- 正常体温 約98.6F(37℃)
- 95 F(35℃)より体温が下回った時に注意する。
アメリカでは毎年1,500人以上の人たちが低体温症で死亡している情報もあるという。
最も重要なのは心臓。問題は様々な要因がある中特に動かなくなることで体温が急激に低下し低体温症そして停止してしまうということが多く発生しているようなのだ。
寒い山の条件だけが理由ではない
そう考えると、凍結温度環境(極寒)の山で寒さを心配すると思うが、残念ながらそれは間違いなのだ。
低体温の要因は極寒温度の中でというイメージだけではなく、一般的に以下のようなことがあげられるのだという。
- 健康状態
- 体力状態
- 遺伝的
- その他の環境状態
実は暖かい気候でも低体温になる可能性もあり、例えばエアコン付きの家の中でさえこういった低体温の危険性は迫り寄ってさえくる。
冬よりも春夏の低体温症
それから非常に興味深いのは先日のような雪山事故が遭った際に低体温症の女性の件があったが、冬山よりも春や夏の低体温症が多いというもの。
冬など寒い時期は寒さ対策など準備をしっかりしていることが多いが、登山をしていると良く見かける傾向としても気づいているかもしれないが、軽装であることがこういた体調不良や低体温症といった状態が起こりやすいのだそう。
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