靴紐を取り外す
汚れ具合により、靴紐を取らずに簡易的に靴表面の汚れを取る場合もあります。
しっかり汚れを取る時は靴紐を取りましょう。
小石山落ち葉等の汚れが入り込んでいることもあります。また靴を何度も使用していると防水加工も低下するため、防水力を高めるために細かな部分も防水ローションを塗り直す必要があります。
中敷き(インソール)も清潔に
登山をするとまれに靴の中も汚れることがあります。
いつも靴内を清潔にするために、インソールを取り出して洗ったり、汚れがないか確認していきましょう。もし靴内が湿ってしまっている状態なら陰干ししておくのもよいでしょう。
小石や小枝と靴の劣化
インソール下にも小石や木の皮等が入り込んでいることがあります。
そして怖いのがこういった小さなものが原因で靴内に穴が空いたり、中から上に向かって小枝が刺さったことが原因で靴表面にも傷がついたり穴が空いてしまうことです。
ぜひ注意しましょう。
靴の表面を水で洗う
靴のコーティングを悪くさせないように、基本的に水で軽く汚れを落とすことです。
洗剤は使いません。素材により素材そのものを痛める原因にもなりかねません。ブラシは泥などを落とす程度のため、そこまで固いブラシは使わず、歯ブラシの様なもので優しく汚れを洗いましょう。
靴底も重要
ここもしっかり汚れや小石等を取り除きましょう。
根気がいる掃除箇所かもしれませんが、靴を長持ちさせるためです。
小石が挟まった間々で、次回もアウトドアで靴を使用すると怪我の原因にもなりかねません。
それから靴底の滑り止め効果も低下する可能性だけでなく、溝に亀裂が入り靴が痛む原因にもなります。
私たちは写真のようなLEATHERMAN(レザーマン) 等のツールで小石を取り除いています。
常にこういったメンテナンスが出来るだけツールを持ち歩いていてもよいでしょう。
防水加工(強力な防水被膜)ローション
一般的に売られている油性防水加工にスプレーを掛ければいいと思いがちですが、注意が必要です。
素材に合った対処をしないとやはり素材を痛める原因になります。
そこでおすすめ&愛用しているのがNIKWAX(ニクワックス) 。
自然素材を使用している為、安全性も高い防水加工ローションです。ただローションを塗った時は酸っぱい臭いがしますが、その後陰干しで靴を休めるだけなので問題はありません。
※NIKWAXをつけたあと、多めに付いた箇所は優しく拭き取るなどしておくと部分的に白くなる現象を抑えることもできるそう。
NIKWAX(ニクワックス) ファブリック&レザー スポンジA EBE791 【撥水剤】
ゴアテックスと防水スプレーの相性
ゴアテックス素材に防水加工ローションをする際、市販されている一般的に使用する油性スプレータイプのものはおすすめしません。
というのはゴアテックスの特徴として、ミクロの小さな空気穴がありそこから中の空気を外へ排出することが出来るのですが、もし防水加工スプレーを使ってしまうと、ゴアテックスの本来持つ性質を破壊してしまうことになり、内側からの湿気が逃げなくなるなど問題が発生してしまうといいます。
誤った方法で靴のお手入れをするとせっかくの優れたゴアテックス素材の登山靴を買った意味がありません。
ですから靴の素材に合うお手入れは長持ちをさせるか、寿命を縮めるかもあなた次第なのです。
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